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サッポロ ベトナムに新工場、アジア攻略へ
2011/11/25
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サッポロホールディングスがベトナム南部のロンアン省に建設中だったビール工場が11月24日に完成、生産を始めた。日本メーカーが東南アジアで自社ブランド品を本格的に製造・販売する初のケースになる。少子高齢化で国内のビール消費が落ち込んでいることから、経済成長による需要増が見込まれる東南アジアでの事業拡大を目指す。

サッポロホールディングスがベトナム南部のロンアン省に建設中だったビール工場が11月24日に完成、生産を始めた。日本メーカーが東南アジアで自社ブランド品を本格的に製造・販売する初のケースになる。少子高齢化で国内のビール消費が落ち込んでいることから、経済成長による需要増が見込まれる東南アジアでの事業拡大を目指す。

新工場はサッポロが約7割出資した現地企業との合弁会社が約52億円をかけて建設。海外向けブランド「サッポロ プレミアム」を当初は年4万キロリットル製造、ベトナム国内で販売する。2019年までに製造能力を15万キロリットルに増強し、シンガポール、マレーシアといった周辺国への輸出拠点にする計画だ。

同社の上條努社長は現地で開かれた式典で、「アジアで広く飲んでもらえるように、製造販売体制を強化したい」と抱負を述べた。

東南アジアでサッポロを含む日本メーカーはこれまで、日本などからの輸出や現地企業によるライセンス製造で自社ブランドを展開してきた。サッポロは直接現地で製造に乗り出すことで雇用面など地域経済に貢献し、ブランドの知名度向上を図る。

産経エクスプレス11月25日

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